ニオブ・タンタル  日本企業が独メーカー買収

https://www.nikkei.com/article/DGXLRSP472839_X20C18A2000000/
http://www.japanmetal.com/news-h2018022879745.html

JX金属がドイツのタンタル・ニオブの大手メーカーを買収するニュースが入ってきました。
タンタル・ニオブはどちらもレアメタルと呼ばれる希少な金属であり、何年か前のレアメタル・レアアース価格高騰問題が報道されるまでは、日常生活において聞いたこともない金属だったという方も多かったと思われます。

タンタルはコンデンサの材料として重要であり、インプラントなどの医療現場でも用いられる金属です。ニオブについては合金であるフェロニオブの形で鉄鋼添加剤として使用されることが多いのですが、それ以外でもスパッタリングターゲット、超硬工具、光触媒などにも使用されます。

将来、海底から金属資源を取り出す技術が実用化すれば、日本での供給不安の問題も解決するのでしょうけれども、それまでは、いつも通り資源小国として「安定供給をどのように行っていくのか?」という課題に日本は向き合っていかなければならないでしょう。

実は以前スパッタリングターゲットの材料として使用できるか客先にて数種類のニオブ粉の試験を行ったことがありました。その中にはドイツ製のニオブ粉も弊社が取り扱っている中国製ニオブ粉も含まれておりました。最終製品は半導体業界向けでしたので、品質への要求は厳しいものがあり、かなり緊張しながら、長くかかる試験結果を待っていたのですが、
「中国製ニオブ粉が一番良い結果であった。」という良い意味で期待を裏切るものとなりました。

この実績が同じく中国製タンタル粉の試験へとつながりました。ニオブとタンタルはどちらもバナジウム族に属し、類似点をもつ金属ですので、「ニオブで実績がある」という事実がかなり大きなアドバンテージとなったようです。やはり長い試験期間が必要でしたが、最終的にはタンタルについても良好な結果を売ることができ、「安かろう悪かろうでない中国製品の実例」が一つ追加されることになりました。

ニオブ・タンタルをはじめとする希少金属ご興味ある方は弊社までお問合せください。