シュンガイト(カザフスタン産)
Shungite

シュンガイトはロシア北西部のフィンランドとの国境に近いカレリア地方の先カンブリア紀の地層で発見された鉱石(主成分:カーボン+シリカ)です。シュンガイトの名称は近くにあったシュンガ村に由来します。

水に対するヒーリング効果を持つことから、古くはピョートル大帝の時代から知られており、さらに科学技術の発達に伴ってグレードの高いシュンガイトにはフラーレンが含まれることが発見され、注文を浴びました。工業、農業、建設の分野で有用な鉱物であることはわかっていましたが、大規模なコマーシャルベースの採掘はなかなか行われませんでした。

近年になってカザフスタンで巨大なシュンガイト鉱脈が発見され、商業ベースでの採掘が開始されました。このカザフスタン産のシュンガイトにはブランド名はTaurit(タウリット)という呼称が与えられ、弊社ではTS, TK, TS-D, TK-Dの各グレードを取り扱っています。
推定埋蔵量:3600万トン  精鉱生産能力:4万トン/年

Shungite (Taurit TS-D) Specification

C 3.5~10.0%
SiO2 50~85%
CaO 0.35%
MgO 0.67%
Fe2O3 3.67%
Al2O3 12.80%
TiO2 0.78%
K2O 2.0%
Na2O 0.25%
MnO 0.014%
P2O5 0.010%
Co 0.0025%
Zn 0.0060%
Cu 0.001%

シュンガイトの用途

シュンガイトは以下の用途で利用されております。

1.ゴム・タイヤ(鉱物性フィラー)
・ゴム・タイヤの特性を維持しつつ原材料のコストダウン
(低活性カーボンブラックやシリカの代替材)
・特性改善(粘度軽減、混合分散性改善、収縮低減)
・特性付与(耐摩耗性、耐霜性、帯電防止性、熱安定性)

2.汚染物質除去・水質浄化(フィルターなど)
・多孔性を活かした吸着・浄化作用
→活性炭、年度、珪砂、ゼオライトなどの代替として利用
・重金属、金属カチオン、化学薬品、有機溶媒のみならず放射性物質も除去(浄水場や核実験場跡地での使用実績あり)
・浄化に必要な薬剤の減少とそれに伴うコストダウン

3.ブレーキパット・ブレーキライニング
カーボンブラックP-803の代替実績あり

4.その他適用事例
塗料・顔料・釉薬・ニス・屋根用フィラー、絶縁材、マスチック、接着剤、シーリング材、プラスチック、土壌改良剤